銀の馬車道ウォークキング 第一回

2018年9月22日

玉岡かおるの 銀の道一条 の本を読んで以来 ず〜と行きたかった生野銀山へ行ってまいりました。

銀山で取れた 金銀を 銀山から飾磨港(今の神戸港)まで運んだ道 約50キロの道のりを

6回に分けて歩きます。


今回は 銀山〜生野峠を越えたヨーデルの森まで歩きました。

一応7キロの工程と書いてありましたが 実際は もっともっと あったと思います。

 連日 22日は 雨 雨 雨 の天気予報、 雨の中家を出ました。

天王寺でバスに乗って 一直線に 銀山へ。






金香瀬(かながせこう)の坑道を ガイドさんに 案内していただきました

坑道内は 蟻の巣のようになってます。 深さ880メートルまで 掘られたそうです。 

江戸時代は 手堀りで 堀り進んだそうですが 

 明治以降フランスの技師の指導のもと 近代化され 

ダイナマイトで爆破したり 地下へは エレベーターで 昇降していたようです。

江戸時代の採掘ソーン と 近代採掘ゾーン と案内していただきました。

いずれも とても危険な 職場ですね。



実際に坑内で働いていた様子が 人形で再現されています。




こちらは ↓ 坑道ではなく 坑員の 身の安全を願う祠だそうです



生野銀山は 807年に発見されたと 伝えられています。

その後信長が 秀吉が  家康が 生野に代官をおき

明治には 政治政府の官営鉱山となりました。  明治29年に三菱に払い下げられ

昭和48年に 閉山された そうです。




代官所があり 幕府が 政府が目を光らせておりました




ひかげつつじ 一円電車



春には ひかげつつじ満開となり 桜と合わせて 見応えあるそうです。 

一円電車・・ 今でも なにかのイベントの時には 運航するそうです.+:。v(^c_,^*)イェイ♪゚.+:。

銀の道一条の本の中には へいくろう花がでてまいります。 この花を見たかったけど・・季節が違うから ・・残念。



一時間ほど 坑内の見学をして レストランで 昼食。 

午後一時。 ここから 7キロのウオーキングが 始まります。 そのころには お天気は回復。

いいお天気。








馬車道は生野と飾磨港(現神戸港)を結ぶ馬車専用の道路として

明治初め フランス人の指導のもと 建設されました。

それまでは 人が荷物を抱えて往来するか 市川を 高瀬舟で 運んでいたのだそうだ。

明治28年 播但鉄道が開通されるまで 利用されていました。

この道を生野峠を目指して歩きます。


途中 生野鉱山の職員宿舎があった町を散策いたしました。

こちらも ガイドさんの説明を聞きながらの 散策。

町並みには 

明治 大正 昭和 それぞれの時代に 建てられた 職員の社宅がそのまま残されていました。

政府の職員さんの社宅なんですが 立派です。 みな 女中部屋がついております。 










当時使われていた 火鉢 や 氷を入れて冷やす冷蔵庫など が 展示されています。

自由に部屋に入って 見ることができるのですが 何せ 時間に追われて・・・






俳優 志村 喬 のお父さんは 生野銀山の職員で 職員住宅に住んでいたのだそうです。

彼はここで生まれ 育ったのだそうです。




志村喬記念館 志村喬の家の庭にあった松





その他 坑員さんたちを 取り仕切る山師 などは大きな家に住んでおりました。

たくさん写真を撮ったのですが どれの山師の家が分からなくなりました・・d(#)^●^(#)b



たくさんの鉱石の残りかすが出ます。 再利用して 瓦や石を 作ったのだそうです。

産業廃棄物の再利用の先駆けです。





銀の道一条の本を 思い出しながら見学いたしました。

本には 馬車道を建設した フランス人技師もでてきていました。

フランスの技師指導者が住んでいた家。
移築され 
今は公民館として使われているそうだ。
小説では この家に住んでいた女性が 
フランス人と日本人の間に生まれた子
の行く末を心配しながら 
後ろ髪惹かれる思いで
 仏に帰国していました。
小説のモデルとなった女性が

実際に住んでいた家
主人公のおじいさんは
1863年の生野の変で投獄されます 
その後名誉回復 生野義拳跡の
碑がたてられました。
・・・
トロッコに乗る 場面もありました


町並みの 説明を聞きながら歩くこと 一時間半ほど・・何キロかな・・かなり歩きました。

ちと くたくたになりました。

銀山を中心に 大きな町ができていたようです。

官庁の人達は 立派な住まいに住んでいたのでしょうが

坑員達は きっと粗末な住まいだったのでしょうね。

確認していませんが おそらく みな取り壊されていると思います。 






  さて。 ここから 一気に 生野峠を目指しヨーデルの森まで歩きました。 

彼岸花を見ながら・・







本日の 工程は ここまで。

銀山から ここまで7キロですが 

銀山坑内 町並み散策 で かなり歩いていますから 

全歩行距離は7キロではすんでいないと思います。

次回は ここから 飾磨港を目指して歩きます。




 お疲れさまでしたd(#)^●^(#)b

ほんと 疲れた・・・ 万歩計をもっていくのを忘れましたが 2万歩は 歩いていると思います。